芸術と文化
サンタフェの芸術品市場はニューヨーク・ロサンゼルスに次ぐ全米第3の大きさであり、キャニオン・ロードには、各種ショップやレストランと並んでアートギャラリーが集中し、裕福な住民や観光客のスポットのひとつとなっています。これらのギャラリーは、サンタフェ発祥の実験芸術である現代サウスウェスタン芸術に加え、ロシア芸術、タオス・マスターズ芸術、さらにはネイティブ・アメリカンの芸術品をも展示、販売しています。
孤高の芸術家といわれるジョージア・オキーフもこの地に魅了され生涯をすごしました。市内にはオキーフの名を付けて、関連するテーマの作品を展示するジョージア・オキーフ美術館があります。 |
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市内には聖フランシス像をはじめ、たくさんの聖人の像があります。聖フランシスは動物愛護でも知られていて、ダウンタウンにはイーグルや牛など色々な動物の像があり、バロックからモダンアートに至るまで、様々な様式で造られています。
聖フランシス大聖堂
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奇跡の階段 LORETTO CHAPEL ロレットチャペル
ステンドグラスの美しいゴシック様式で作られた教会。1873年から5年余りの月日をかけて建築されました。
特にこの教会を有名にしているのは螺旋階段。奇跡の階段(Miraculous Staircase)と呼ばれています。祭壇に向かい後方2階聖歌隊席と1階を結んでいます。
奇跡の言われるのは、この螺旋階段には柱が無いのです。中央部分はもちろん回りにも階段を支える支柱もありません。今は使われていませんが、実際にこの階段は85年間壊れることなく使われていました。
多くの建築家がここを訪れて研究されているそうですが、ミステリーであるそうです。
次のような物語が残されています。
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この教会が完成に近づいた時、この部分の階段を作るのを忘れていた。通常の形の階段を作るスペースが無く、修道女たちは祈りをささげました。
すると9日目に大工が現れてT定規・金づち・ノコギリだけでこの階段を作り上げました。
シスターがお礼を述べようと思ったときには、既に姿はありませんでした。
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ご存知でしたか?イエス・キリストは大工でした。
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サンタフェスタイル
サンタフェは16世紀から他国他民族の進出にさらされ、文化的にその影響を強く受けました。
19世紀中に発展を遂げていくにつれて、先住民文化に加えスペイン、メキシコ、アメリカそれぞれの時代の様式を融合反映しました。しかし、1912年にニューメキシコが州に昇格すると、歴史のある街サンタフェが「アメリカのどこにでもあるありふれた街」になってしまうとの懸念が生まれました。街をあげて都市の保全を考え、観光都市として、独自のスタイルを確立しました。建築物には徹底した規制を設け、先住民族の建物(アドビ)にならって市内の建物の外観を日干しレンガ色に統一し、総督邸をはじめとする歴史的な建物を修復しました。1930年頃になると、今度は白い壁や切妻屋根といった、植民地時代の様式にならった建物を建て始めてサンタフェは「独特な」街という地位を確立しました。
現在でサンタフェスタイルといえば、インディアンジュエリーなどの美術品に施されている独特な模様や、織物の柄も示す場合が多くなりました。
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ネイティブアメリカン
近年、街の発展と共にネイティブアメリカンたちの製作するインディアンジュエリーのトレーディングポストとしても中心的な役割を果たしています。
特にプラザと呼ばれる市中心の広場では、朝から自作のジュエリーを売るインディアンたちが陣取り美しいジュエリーを広げています。
インディアンマーケット
年に一度、サンタフェではインディアンマーケットが開催されます。
3000人のインディアンが参加するといわれていますが、誰でも参加できるわけではありません。このマーケットに参加できるインディアンは地区にて分野ごとに選抜されて決まります。
またブースを持つのにはUS$600が必要です。これは彼らにとっては大金です。
この時期はサンタフェが一番華やかに賑わう季節です。 |
Old House アメリカで現存するもっとも古い家とされています。
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Historic Preservationis underway to conserve and repair.
Santa fe old house for future generations to appreciate.
Owned by the Christian Brothers since 1881,these 3 foot thick adobe walls
may date from the 1640's.
3フィートのアドビ作りの壁の建築年代は、1640年代まで遡ります。 |
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